目次
よく友人から「本を作りたいんだけど、どうやって作ればいいかわからない」と相談されるので、マンガにしてまとめてみました。
あくまで私の個人的な体験で、出版社や編集さんによってもやり方が異なると思いますので、参考程度にとどめていただければ!
1.企画を考える
どんな本にしたいか、企画を考えます。
私はいつも3案くらい作成しています。
この時点では、企画を練りこむというより、「キャッチーな企画かどうか」「編集者さんの琴線に触れるか」を重視しています。
2.A4 1枚程度に企画をまとめる
タイトルと内容、表現方法(マンガ、イラスト、小説など)などを書いた企画書を作成します。
私は口頭で説明orA4 1枚程度の情報で簡単な企画書を作るのみですが、新規の出版社さんと仕事するときなどは、もっと詳細に書く必要があるかもしれません。
参照:ライター佐藤友美さんの記事「本を出したいと思ったら、どんな企画書を書けばいいのか」https://note.com/satoyumi/n/n2402a7b61e8d
3.(一部だけ)完成形を作っていく
本の一部を完成させてお見せすると、編集者さんにとっては完成形が見えやすくてよいかもしれません。
私は過去の作品を持っていきます。
4.企画の売り込み
実際に企画を売り込みします。
私は対面で編集者さんの反応を見ながら企画を紹介することが多いですが、
まだ編集者さんとコネクションがない人、出版したい出版社がある人は、メールなどで企画書を送ったり、いろんな出版社さんに連絡をしてみてもよいかもしれません。
5.企画会議が通ったら
編集さんが企画会議を通してくださって、企画にGOが出たら…
6.実際に作成していきます
ここから先は、出版社さんや編集さんによって進め方が異なると思いますので、簡潔に。
本のあらすじや章立て、ページ数の決定、台割(ページごとにどんなコンテンツを入れるかを書いた設計図みたいなの)を作成してもらったりしています。
7.ひたすら作成していきます
あとはひたすら作成(もしくは連載?)していきます。孤独で、大変な作業です。でも、ここを乗り越えた人こそが…
8.本の完成
本が完成され、販売されます!
出版後にやってること
書店さんへのあいさつまわり
本を販売してくれるのは、全国各地の本屋さん。
本屋さんに「よろしくお願いします」とあいさつしたり、POPなどを配布したりすることで、本の存在を印象付けることができます。
今はコロナ禍なので、直接のあいさつまわりは避け、手紙とPOPの送付を行っています。
あいさつ回りの時の手順
準備するもの
・POP
はがきサイズ程度に手書きor印刷、もしくはミニ色紙に手書き。染料インクを使うと、光で退色してしまい色あせてしまうので、顔料インクや色鉛筆などがよいかも。書店名を書くと喜ばれる気がする
・名刺
1.書店に伺い(時間は、忙しい開店直後、土日を避けるとベター。11:00~12:00、14:00~16:00などがよいそうです(お店にもよります))、
「●●という本の著者です。(ジャンル名 例:コミックエッセイ)コミックエッセイ担当者の方にごあいさつしたいのですが、いらっしゃいますでしょうか」と声をかける。
2.担当者の方にお会いしたら「●●という本の著者です。ごあいさつに上がりました。もし、本を取り扱っていらっしゃったら、こちらのPOPをお使いください」とお伝えし、POP(お店の名前が書いてあったり、手書きだとなおGOOD)や名刺をお渡しする。
本屋さんに著者さんが来ることは少ないようで、だいたい喜んでもらえます。
3.もしおいていたら、「よかったら写真を撮りたいので、その場所まで案内していただけますか」とお願いする。
4.おいてあったら、POPを添えて写真を撮り、書店名付きでSNSに紹介していいか伺う。
担当者さんによっては、その場でPOPを飾ってくださったり、お店のアカウントで紹介してくださることも。
この方法であいさつをするととても効果がありました。
何年たってもPOPを飾ってくださっているお店や、次回作などが出たときも旧作と並べておいてくださるお店も。
本屋さんが売ってくださることで、いろんな人に読んでもらえると思うので、ぜひやってみてください!
SNSなどでのこまめな告知
どんないい本でも、知ってもらえなければ読まれることがありません。
というわけで、発売日前からこまめに告知していきます。
6/17「世界家庭料理の旅」予約販売開始です!
— 織田博子 新刊「世界家庭料理の旅」6/17発売 (@OdaHirokoIllust) May 17, 2021
表紙を飾るのはバングラデシュのおばちゃんと、魚のカレー。チェコのシュトゥーデル、ブリヤートのブーザ、フランスのケーク・サレ。世界を旅して出会った家庭料理のお話とレシピ付きです。
詳細・ご購入はこちらhttps://t.co/1wNM8Dxso3 pic.twitter.com/gYLK8mSLgO
読んでくださった方が感想を紹介してくれることも!
織田博子さん@OdaHirokoIllust の新刊「世界家庭料理の旅」本日発売です!
— 桜木きぬ (@kinusakuragi) June 17, 2021
今回もお手伝いさせていただきました。
美味しそうな家庭料理の力はもちろん、ゲームの力を再確認することもできます。
このゲーム、やってみたいのでSwitchに移植して欲しいです。#織田博子 #世界家庭料理の旅 pic.twitter.com/z9wHCpJIzx
高田馬場のミャンマー料理屋、だいぶ前に2度ほど行ったきりだけどオンさんの店だったのかな? お茶の葉のサラダ、美味しかった😋
— 月島サキ (@sakijp) June 20, 2021
あと、この左端は織田先生のキャラかと思いきやほんとにブーザって餃子があるのねww🐷
世界には知らない料理がまだまだたくさんあるなー✨#世界家庭料理の旅 pic.twitter.com/kRrwPeCn2V
本を作る方法についてまとめてみました。ご感想お待ちしております~。