【イベント登壇】異国料理のフードブロガー・じょいっこさんの料理&トークイベント「じょいっこの部屋」イベントレポート(2023/10/12) | 織田博子(オダヒロコ)ポートフォリオ oda Hiroko portfolios

【イベント登壇】異国料理のフードブロガー・じょいっこさんの料理&トークイベント「じょいっこの部屋」イベントレポート(2023/10/12)

定員を超えてのご参加をいただき、小さな店内はバングラデシュ好きな人たちの熱気であふれんばかりでした。

13年前にインドのアーティストから購入した、ノクシカタ刺繍を思わせるアート作品を展示しました。
この作品はカラフルな刺繍糸で魚のような生き物が刺繍されています。黒い部分にも刺繍がされており、丁寧な手仕事をしています。
今回、初公開になりました。

会場となるサルシーナフーズ

韓国好きな若者でごった返す大久保通りを一本入ると静かな住宅街に。その先にひっそりとたたずむサルシーナさん。

一見、食材店に見えますが、奥の方にはバングラデシュの家庭料理が食べられる小さなレストランがあります。

参加者さんの一人は、近所に住んでいて、サルシーナに週1回はいらっしゃるほどの常連さんでした。

バングラデシュの家庭料理が食べられる貴重な店です。また味も絶品で、なんとなくまた食べたくなってしまう、不思議な魅力があります。

どうしてバングラデシュが好きになったか

恥ずかしい思い出ですが、このゲームが26年ぶりにリメイクされ発売されたことで、今回のイベントを企画していただきました
(もちろん今プレイしております)

ゲームの紹介マンガはこちらから読めます

元ネタとなった記事はこちら

そしてバングラデシュに興味を持った中学校時代。
その思いは大学生時代に実を結びます。

バングラデシュやネパールへの海外協力を行う市民団体「シャプラニール」さんが大学の近くにあり、ボランティアなどでバングラデシュに関わることができました。

そして25歳の時、コルカタから飛行機で憧れのバングラデシュ入りをします。

タゴール詩「わが黄金のベンガルよ」(バングラデシュ国歌)

 わたしの黄金のベンガルよ、 わたしはあなたが好きでたまりません。

あなたの空、あなたの風は、
 わたしの胸の中にある笛をいつも鳴らしてくれます。
ああ、お母さん、早春の
 あなたのマンゴー林が放つ香は
  わたしの魂を夢中にさせてしまいます。
ああ、お母さん、
 わたしは死ぬほど幸福です。
お母さん、晩秋の
 あなたの実り多き田畑に
  わたしはお母さんのすてきな笑顔を見ましたよ。
美しい光と影が綾なす
 愛情と慈悲にあふれた衣の裾をお母さんは、バニヤンの樹の根元や
 川の土手に拡げてくださいましたね。
お母さん、あなたの言葉は
 わたしの耳には、まるで甘露のように響きます。
ああ、わたしは死ぬほど幸福です。
お母さん、あなたのお顔が心配で曇れば わたしの頬は涙で濡れてしまいます。

—タゴール、『歌のひろごり』所収「祖国」より。 1931年作

バングラデシュで訪問した場所

コックスバザールの世界一長いビーチや、ハティヤ島の美しい自然などを写真で紹介しました。

バングラデシュの食についても紹介。

この日は、シェフのご出身のボリシャルの家庭料理であるエビココナッツスープとフィッシュプラウを提供してくださいました。

日本にはバングラデシュのクミッラ出身の方が多く、ボリシャルの家庭料理は大変珍しいのだそう。

フィッシュプラウは大きなルイという魚のブナ(汁気の少ないカレー)がドーン!と乗っていて、とてもおいしい。口の中でほどけるような柔らかい身でした。
ファインココナッツをスパイスで炒めたふりかけのような料理が添えられています。

左が私がバングラデシュで食べていた一般的な食事。わりと質素な感じなので、サルシーナさんの料理はごちそうに感じます(笑)

参加者のバングラデシュ出身の方も「結婚式みたい」とおっしゃっていました。

マンガ家が教える、似顔絵の描きかたワークショップを開催

じょいっこさんが企画してくださった、「みんなでじょいっこの似顔絵を書こう」。

コツをお教えして、2分間で思い切って書いていただいた作品たちは、近日公開です。

イベントを終えて

大好きなバングラデシュやゲーム「フロントミッション2」について語らせていただくという事で、とても楽しみにしていた反面、「聞いている人が楽しめるようにしなくては」という気持ちがとても大きいトークイベントでした。

好きなことを語っていると、どうしても早口になったり、どうでもいいことを延々としゃべってしまうので…

参加者さんが、イベント終了後に活発に質問してくださったり、参加者さん同士で交流しているのを見て、「ちょっとは楽しんでもらえたかな?」と感じました。

また、サルシーナフーズさんの料理がボリシャル地方の家庭料理であることを知りました。さっき食べたのに、もう食べたくなっていること。接客がクールで、内装もそっけないのですが、その感じがとても心地よく感じる不思議なお店です。

またじょいっこさんは、世界各国の料理を食べ歩きする中で「バングラデシュ料理がとてもおいしく感じた。また、このお店のあたたかさが好き」と感じたそうです。
バングラデシュ好き同士で開催し、バングラデシュが好きな/興味のある人たちにご参加いただいた、とても思い出深いイベントになりました。

質問コーナー

Q.現地のコミュニケーション言語は何でしたか?

A.バングラデシュは元英領なので、英語が通じました。また、簡単なベンガル語をしゃべると皆とても喜んでくれました。「おいしい」は「モジャ」です。

Q.どうして「フロントミッション2」をやろうと思ったんですか?

A.シリーズの前作(「ガンハザード」)をやっていたので。

Q.「チッタゴンの料理はしょっぱいので気を付けて」とダッカで言われました。地域によって味わいに違いはありましたか?

A.私が訪問したダッカ~チッタゴン~セントマーティンではあまり感じませんでした。でも、今日のボリシャルの料理はココナッツの味わいが強く、私が訪問した地域とは違う感じがしました。

Q.バングラデシュで嫌な目にあいましたか。

A.いい人たちばかりで、いい思い出ばかりです。1回だけ、若い男の人に痴漢されそうになったので、とっさに靴を脱いで3回たたいたら逃げていきました。

Q.ガイドブックなしで行こうと思った理由は?

A.7か月間いろんな国を旅していたので、ガイドブックがありませんでした。また、当時は「地球の歩き方」がありませんでした。「旅行人」の、オールド・ダッカの地図。「犬がいる」とか「ゴミがある」という地図を頼りに移動しました。でも本当に犬がいたり、ゴミがあるのには感動しました。
※このレポートを書きながら思い出しましたが、ホテルかどこかで「旅行人」を手に入れていたようです。

ご感想

イベント概要

”勝手に応援企画 FRONT MISSION 2:Remake発売記念!バングラデシュ料理を食べながら ゲーム&バングラ愛を語る会”

大好きなバングラデシュとゲームのことについて語らせていただくということで「なんかもういいんですか本当に?!」って感じですが私が一番楽しみにしています。

私をバングラデシュに連れて行ってくれた「FRONT MISSION 2」についてと美しいバングラデシュについてお話します。

(ゲームを知らなくてもOK&ネタバレなしです)

提供される料理(予定)

イベント概要

開催日時:2023年10月12日(木)19~21時(18時30分開場)

開催場所:新大久保 サルシーナハラルフーズ

会費:3500円(料理&トーク)

定員:10名

詳細・お申し込みは