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シベリア鉄道の客には故郷から遠く離れた地で働く単身赴任者が多い。たくさんのお土産を抱え、何日もかけて家族の元に向かう間、車窓には家族の笑顔が浮かんでいるのかもしれない。
2022年1・2月のカレンダーの絵として描いたこのイラスト。2月のウクライナ侵攻によって、全く違って見える絵になってしまいました。つまり、家に帰るのではなく、どこかに向かうように。世界の人々のなんでもない暮らしの幸せがあるよう、祈らずにはいられません。
世界を旅して出会った、その国で年を重ねたおじちゃん達。生き様が年月とともに刻まれたおじちゃん達はとても魅力的です。
織田博子は2013年から「世界のおじちゃん」シリーズを描き始め、2023年には10年を迎えます。
各国の魅力的なおじちゃんの絵をお楽しみください。
ワールドカップ優勝に祝杯をあげるハインツ(ドイツ)2013年作
オクトーバーフェストは600万人が訪れ、600万リットルのビールが消費される世界最大のビール祭り。今年は優勝の美酒に酔ったことだろう。
鷹匠のラハト(カザフスタン)2013年
果てしなく続く荒野に馬を駆り、鷹で狩りをするカザフ族。その目は空の色を映している。